ラフィーネインターナショナルは製造業や、規格・品質保証の専門家など、自分の専門とは異なる業種を経験した方が多く在籍しています。そういった方と話をすることは、非常に新鮮であり、また大変勉強になることも多いです。さまざまな分野のプロフェッショナルを受け入れる社風はとても良いですね。週1回のミーティングや普段の社内でのコミュニケーションにおいて、自分の仕事に役立つ多くの情報を常に得られる環境だと思います。
研究によって得られた実験データは専門的な言葉が多く、そのままの形で提示しても、ほとんどの人は理解できません。そのため、誰もが分かりやすい言葉にして全ての人が実験内容を理解できるように伝える努力を日々心掛けています。「体重が減った」「血糖値が下がった」などの言葉は伝わりやすいのですが、研究結果のグラフや表などを解説するときに専門用語を使わないとできないことも多々あります。良い結果が出て発表した時に、それを多くの人が理解できて初めて、有益な結果として世に認められます。専門用語ではないすべての人が理解できる言葉で説明していくことが、これからは大切だと日々感じていますね。
薬理研究に加え、活性物質の探索研究も行っています。最近では他社との共同研究において当社のオリジナル原料から血圧降下に関する全く新しい活性物質が発見されました。多くの研究者の力を合わせ、苦労の末にやっと見つけることができました。新規活性物質については学会発表、ならびに特許申請を行いましたが、この成果を一般の人にもわかりやすく伝える必要があると考えています。お客様にはしっかりとわかりやすい説明を行い、より自信を持って当社の製品を勧めることができれば、と思います。